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序
千年前、人と魔の戦争があった。
人と魔の力は拮抗しており、長い長い戦いとなった。
その中で、一線を画く魔が生まれた。
それは、蒼き焔を操り全てを焼き払う『恐怖』そのものであり、
人はその存在を畏怖し『蒼魔』と呼んだ。
対し、その魔を討つべく剣を取る者たちがいた。
名を『壊炎』、『フェイター』『アルベル・ギャグリング』『式・サンダーソン』
4人は己の身を省みず、戦い、戦い、戦い続けた。
長い戦いの終止符は、人側の勝利で飾り付けられた。
『蒼魔』の死と英雄たちの死によって。
たくさんの人が死に、たくさんの魔が死に、
死体は山となり、血は川となり、魂は女神のもとへ返っていった。
そんな大戦から数百年後。
平和で、過去の大戦はおとぎ話の類になってしまった時代。
停滞を続ける世界に起き始める、人と魔の物語。
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